昔のビルの所有者は、アスベストが含まれている可能性があります。これに関しては、国が定めている義務として絶対に調査をしなければいけません。これを怠ると、解体作業の時肺がんなどになる恐れがあるためです。すでに肺がんになっている患者の中でも何割かはアスベストが原因と言われていますので、なるべく早い段階でこれを調査し、安全性が高いかどうかを決めることが必要になります。

当然検査をする場合は、そのビルのオーナーが行うわけにはいきません。壁を少し崩して、その中にアスベストが入っているかの検査をしたところで、何もわからないでしょう。それならば、検査をしてくれる専門の会社にお願いをして、安全性が高いかを判断するしかありません。この検査の仕方は2種類あり、1つは書面上による検査が必要になります。

例えば設計図等を見ながら、その建物に危険性がないか判断するわけです。また築年数等を見ることにより、概ねわかることが多いかもしれません。築年数が1970年だったら少し微妙なところですが入っていない可能性が高いです。ですが60年代後半やあるいは1960年頃の建築物ならば、入っている可能性が高いでしょう。

その後第二次調査として実際に建物の1部を調査し、石綿が含まれているかを見ていくわけです。このように調査を依頼する場合それなりのお金はかかりますが、安全性を考えると積極的に行う必要があるでしょう。これにより、より安全な暮らしをすることができるかもしれません。アスベストの検査のことならこちら